書くザトウクジラ

寄り道こそ、王道。

金閣寺で年2日しか見られない石造の不動明王

 


2月3日、言わずと知れた世界遺産金閣寺へ行って参りました。

 
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入場からお目見えまで 

 

まず、最初の入場受付窓口で入場料400円を支払って入場券をいただきます。これ自体にご利益ありそう。" 金閣舎利殿御守護 "と書いてあります。間違いありません。これ、もはやお札です。

 
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二つ目の窓口で、入場券を見せてパンフレットをいただき境内へ。

 
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まっすぐ歩いて、突き当りを右折してすぐ。

思ったより早くのご登場です。こちら金閣寺です。学生の頃、歴史の教科書で見たときと同じ構図というところにまず感動しました。


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山の稜線と、金閣寺の頂点(鳳凰がいます)とが見事に一致しており、より美しく整った印象を与えます。これも当時の設計者の計算内なのか?

教科書で見たときは思いもしなかった仮説が頭をめぐります。発見の連続の実地勉強、やはり止められません。

 

 

 

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 てっぺんの鳳凰(一体のみ)

 

 

ちなみに私が先日行ってきた、平等院にも鳳凰がいました。その時は二体鎮座していました。何か違いがあるのでしょうか?

 

 

kakuzato.hatenablog.com

 

 

ここで鳳凰について改めて引用、ご解説します。

 

大辞林第三版より転載

古くから中国の伝説にみえる想像上の瑞鳥。麟りん・亀・竜とともに四霊(四瑞)と呼ばれた。体は、前半身が麟、後半身は鹿、頸くびは蛇、尾は魚、背は亀、頷あごは燕つばめ、くちばしは鶏に似る。聖天子の治政の兆しとして現れるとされる。

 

 

 

金閣鹿苑寺の歴史

✱公式パンフレットより転載

 
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お釈迦様の舎利(お骨)をまつった舎利殿金閣寺」が特に知られ、金閣寺とよばれていますが、正しくは「鹿苑寺」と言い、臨済宗相国寺派の禅寺です。

 

この地は、鎌倉時代西園寺公経の別荘「北山第」がありましたが、足利三代将軍義満が気に入り、応永4年(1397年)に西園寺家から譲り受け、山荘「北山殿」を造りました。

 

金額を中心とした庭園・建築は極楽浄土をこの世に現したと言われ、後小松天皇(一休禅師の父)をお招きしたりしました。室町幕府は中国(明国)との交易を盛んに行い、北山文化の中心地として発展しました。

 

義満没後、遺言により夢窓国師を開山(初代の住職)とし義満の法号鹿苑院都のから二字をとり、鹿苑寺と名付けられました。

1994年、世界文化遺産に登録されました。 

 

 

 

年2回しか公開されない秘仏のために

 
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この日は弘法大師作と伝えられる秘仏不動明王が公開される日でした。詳しくご説明します

 

以下、公式説明文より転載。

本尊は弘法大師作と伝えられる石造の不動明王で、首から上の病にご利益があると言われています。江戸時代にはすでに秘仏とされ、現在も普段は本尊を安置する石室の入り口は扉で閉ざされています。そして、春の節分(2月3日)と夏の盆(8月16日)の両日だけ開帳されます。

 

平成15年に行われた調査によって、石室内の壁に線刻された文字や、石材に線刻された仏画が発見されました。 

 

線刻されていた内容は、年号や題名・名号、人名などで、刻まれた年号や複数の資料から、不動堂の石室は室町時代から基本的にあまり変わっていないということがわかりました。また、寺伝によれば、礼堂は江戸時代に再建されていたことがわかっています。

 

 

 

 
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補足です。年に二回しかない事なので、説明員の方が一人常駐されていました。その方によると、石室内の天井に3mはあろうかという巨石群が積み重ねられているのですが、当時の京都には無かったものということが解析されたようです。

 

では一体、どこの大陸から来たものなのか?というとそれは現在調査中とのことです。未だに明かされていないことの多い歴史建造物に、ロマンとリスペクトが止まりません。

 

 

 

 

参拝は朝に限る

 

金閣寺の開門は9時なので、その時間に入れるようにしました。この時点でも土日は50人は並んでいるのですが、写真を撮るときは横に列が重ならず、最前列で撮影できて、写真待ちもありません。

 

あとは個人的な感覚ですが、朝イチに参拝すると、穢れのない清らかな状態という気がするので、より洗練された気持ちで参拝できるかもしれません。

 

ちなみにこの日、私は二周したのですが、二周目は観光客が4倍くらいに増えていました。やっぱり開門直後が最高です。

(2周したので)パンフレットも2枚

 

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思いを馳せるという体験


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石造の不動明王という存在すら知らなかったので、本日は貴重な経験をさせていただきました。

 

大きさも東寺にあるような巨人サイズではなく、お堂の中に入るサイズで成人男性の身長よりやや小さめといったところでした。しかし目つきがするどく、筋肉の彫りも立派で、見る者を絶えず威圧してるような感覚がありました。

 

私が今回のように、間近で仏像を見るときは毎回起きる事なのですが、息が一瞬とまります。古代から脈々と継がれてきた、人智を超えたエネルギーにいつも圧倒されるのです。

 

当時の人々に思いを馳せると同時に、今の2018年に生きる私の使命とは何だろうか、一度立ち止まり、それを考えるきっかけを寺社参拝は与えてくれます。

 

 

 

by 角砂糖 (✽ ゚д゚ ✽)

 

 

p.s.

お待たせしました、今回の御朱印です。

〈石不動尊ver.〉 大画面でどうぞ。


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