書くザトウクジラ

寄り道こそ、王道。

昨日のめちゃイケを観た人だけ読んでほしい

 

めちゃイケは今年3/31で最終回を迎える。

そのためここ最近は、特番コーナーがよく目立つ。

めちゃイケメンバーがそれぞれ一個ずつ、コーナーを考え、採用されれば放送されるという取組みも番組内で行われている。

 

私が言及したいのは、昨夜放送の「ネタNo.1決定戦 一番おもしろいコンビは誰だ?」というコーナーだ。

 

各々が約5分という決められた時間内で、一般のお客(100〜200人はいたと思う)の投票により、一番おもしろかったコンビを決めようというもの。 

 

参加コンビは全6組。

ナインティナイン、ジャルジャル、オアシズ、たんぽぽ、よゐこ、極楽とんぼ

 

以下、結果である。

 

1位たんぽぽ

2位極楽とんぼ

3位よゐこ

 

中でも、私はナインティナインの見せたネタについて言及したい。結果は最下位の6位であった

 

ちなみに私がナインティナインに対して、もともと抱いている思いは「嫌いじゃない」という程度だ。

 

昨日披露した彼らのネタが、いろんな意味で炎上しているようだ。番組内で加藤浩次にガチ説教をくらっていたり、少なくともTwitter上でも、大半が批判者であふれている。

 

実際のネタの内容は、次の通り。

赤ジャージと青ジャージを二人が着用し、岡村がギターを持って、「なんでやねーん」と言いながら、ネタに合わせてかき鳴らす。

二人が入れ代わり立ち代わり、日常のあるあるネタを言い合うというもの。

 

たとえば矢部は「新しく開封したボックスティッシュの一枚目取りにくいの、なんでやねん」と言っていた。

 

ジャージ着用に加え、ギターに乗せて、日常のツッコミたいあるある...

さらにそのメロディが、完全にテツ and トモを彷彿とさせるのだ。もはや、これらの要素の一致は偶然ではない。意図として行われていることは明らかである。

 

 

ネタ終了後、控え室へもどると加藤浩次に「やったな、お前ら」と叱責を受ける様子が放送されていた。

 

「やったな」は、歓喜のやったーのほうではなく、「やってしまった」のほう。

 

私も加藤浩次と同じ思いだった。

まさに私たち視聴者のもやもやを代弁してくれた気でいた。

 

こいつら、舐めてんのかと。

ベテランが後輩のネタをぱくって、しかもめちゃイケ最終回間近の舞台でやることか?と。完成度も高校の学園祭レベルだった

 

 

しかし一晩ねて私は考えた。

 

その裏に岡村隆史 対 テレビ局という構図があったのでは、と冴えた朝の頭で考えた。

 

加藤から叱責を受けた直後の、岡村が言い返した言葉を、私は慎重におもいだしていた。

 

「新しい笑いなんてないから」

 

ここに彼のすべてが詰まっていたのだ。

私はこの発言を軽く見ていた

 

先ほど述べた岡村隆史 対 テレビ局の構図である。

ここから先は、 完全に私の持論になる。

 

昨夜放送のおもしろいコンビ決定戦はテレビ局側の「やらせ」ではなかったのかと思う。

 

たんぽぽが優勝すると、華があるからだ。

その理由を説明しよう。

 

たんぽぽは女性コンビで、そのたんぽぽには無名時代にめちゃイケに起用されて、そこから売れたというエピソードがある。

 

つまり、芸人人生を軌道に乗せてくれためちゃイケに一番恩があるのは間違いなく、たんぽぽだ。

 

そこで、テレビ局はそうなるようにテロップを考えていた。

たんぽぽは二人とも、セーラー服を着用しネタをするスタイルなので、

「セーラー服で始まり、セーラー服で終わる」

 

たんぽぽ優勝が決まったとき、実際にこのようなテロップが字幕で流れていた。

完全なる出来レースだと予想する。確かにネタの完成度は高く、客席からもウケていたが、投票などやろうと思えば何でもできる

 

ここで、岡村が一石を投じた

「新しい笑いなんてない」という言葉を思い出してほしい

 

このようなテレビ局の古い体質が残っている限り、新しいお笑いなど生まれるはずがない。そう私は感じ取れた

 

フジテレビいや、テレビ業界への魂の叫びとも言える痛烈な批判だった。

 

たんぽぽの優勝は、視聴者の「今までよくがんばってきた」という同情を誘うものであり、ある意味では誰もが望む、誰もが悪い気のしない、最良の結果だった。

 

その現状に対し

「いつまで、多数決で笑いをきめているんだ」という岡村の皮肉も感じる

 

ナインティナインの結成自体は1990年で、今年で28年になる。大御所の域であり、二人ともそれぞれ自身の冠番組をもっている。お笑い界でも、第一線の猛者といえよう。

 

あえて、そんな彼らが踏み切った今回の行動は、この大きなテレビ業界の中で、今後どのような流れを生み、はたまたお笑い界に新たな色を付けるのか。

 

それはわからない。

 

しかし、揺るぎない事実が一つここにある。

 

私には確実に、二人の信念が届いたということだ。テレビ界とお笑い界の危機、未来を思い行動に移す大ベテラン。

 

少なくとも、私はナインティナインがかっこいいと思ったし、もっと好きになった。