書くザトウクジラ

寄り道こそ、王道。

わざわざ「初心者」と言うべきか

 

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 初心者の言葉の意味は周知の通り、「物事を始めたばかりの人」という意味合いがある。それは身近な人に聞いてみることでも簡単に実証可能だ。
 
例えば、こんな質問をぶつけてみる。
A「パソコン触ったことない人のことを、あなたならなんて言う?」
B「パソコン初心者って言うと思うよ」
 
(もしくは「素人」という言い方になると思う。)
 
 

初心忘るべからず 

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 私がひっかかっているのは、「初心忘るべからず」という言葉。この言葉自体は「ある程度その物事に熟達してきたとき、慣れが生じてきたとき」に自分自身に言い聞かせるためにある言葉だ。
 それは、まずふつうの人が物事を初めて1,2ヶ月の段階で「初心忘るべからず」が頭によぎるとは考えにくいだからである。まず、物事を始めたばかりの段階では思い浮かばない言葉であることは間違いない。
 しかしいくら、ビギナーであろうがベテランだろうが「初心忘るべからず」の精神を持ち続けることは必要である。失敗は過信から始まることが往々にしてあるのだ。
 
 
Qよく売り上げる彼と私とではどこで差がついたか?
 
A.環境と慢心の違い
 
上記、もはやテンプレート回答である。
 
 

経験関係なく全員が初心者?

 つまり私が言いたいのは、全員が「初心忘るべからず」精神を持つのであれば、全員が「初心者」と呼称されるべきではないか?ということである。そうなれば、経験歴の区別がつかず混乱してしまうのでは?という心配の声が今度はあがってきそうだ。
 そもそも、経験歴に関しては素直に経験○○年といえば良いだけのことなので、問題はない。初心者という言葉は、もしかしたらビギナーが自身に使う甘えの言葉ではないか?という疑念を少し前から持つようになった。
 ブログ開設当初、「私は初心者ブロガーだ」という自意識が常に頭にあった。そのため、初心者ブロガー同士つながりたくて、Twitterの徘徊をしていた事もあったくらいだ。  
 逆にこれは、日本社会の文化特有の現象なのかもしれないが、「熟練ブロガー」と自分で銘打っているブロガーに出会ったことがない。
 
 
 
 

〇〇歴何年という言い方に統一する

 

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つまり、自ら熟練と名乗ることで、
 
 初心者ブロガーと名乗り、ビギナー同士と繋がりたいという算段に加え、「初心者ブロガーなのにちゃんと自分の意見を持ってるな」という、自分をより大きく見せたいという「虚栄心」が私を当初、初心者ブロガーたらしめていたのかと思うと、今でもゾッとする。
 まさにこれは、太宰治「人間失格」に出てくる主人公葉蔵がわざと、鉄棒の逆上がりの着地に失敗したことが、たった一人の同級生に見破られた状況に近いような恥じらいがある。
 
 
 少なくとも私が「初心者」という言葉自体に受けるイメージが上記の通りで、あまりよろしくない。したがって、私も自身のことについて説明するときは、ブログ歴○○ヶ月という言い方にしたいと思う。そちらの方が初心者という一語で片付けるより、相手に明確にキャリアも伝えられる。
 もし、最初に「初心者」という言葉が先走ってしまったら、ブログ歴について話が及ぶのは当然の流れであろう。
 
そこで例えば、
A「ブログ歴1年です」
B「(え、私なんてまだ一ヶ月なのに)」
 
以上の流れになる可能性もあり、両者とも自分は初心者だと言い張る。しかし、それは間違ってない。ただ、経験的にはAの方がBより上なので、厳密にブログ○○年と述べる方が、一目瞭然だというメリットがあるのである。
 
 

最後に

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今回は初心者という言葉の限界と、私が初心者()だった痛い過去を書きました。そうかといって来週には初心者ブロガーなんですぅ!とか言っちゃってたら、「コロコロ変わる奴め」なんて蔑むのではなく、
 
「あ、こいつ(一周回って)成長したんだな」と思ってやってください
 
生きてる限りゴールなんて無く、毎日が通過点だと思ってますんで。
 
初心者という言葉は、ときに自分を守ってくれますが、そうでない甘えの側面もあるということが言いたいです。