書くザトウクジラ

寄り道こそ、王道。

【50万冊】第36回春の古書大即売会にて"感動体験"

 

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本日2018年5月4日、京都にて開催された、第36回春の古書大即売会に行ってきました!

古書展なるものに足を運ぶこと自体、初めてでしたので、前夜から鼓動の高鳴りを抑えられませんでした。

まず私たちを迎え入れたのが、会場入口のこのド派手な看板。

気になったことをさぁーっと、書いていきますね。 

 

 

第36回春の古書大即売会とは?

※下記、公式サイトより引用。

www.miyakomesse.jp

 

【開催情報】

入場料:無料(主催は京都古書研究会)

開催日︰2018年5月1日(火)〜2018年5月5日(土・祝)

時間︰10時00分〜16時45分(最終日は16時00分)

場所︰京都市勧業館みやこめっせ

※アクセス詳細は公式サイト参照ください。

 

【内容】

京都古書研究会による古書の即売会。50万冊以上が出品され、屋内の古書の即売会としては国内最大級です。部数が少なく、資料的価値の高い古典籍などから、学術書・美術書・洋書・文庫・絶版マンガ・新古書に至るまで様々なジャンルが揃います。

京都コーナーも設けられ、京都に関する書籍約1万冊が並びます。

 

 

本好きの私の所感

 

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先程も述べましたが本日、私は初めて古書展に足を運びました。何かしら活字に触れていないと落ち着かず、想像力や知識を増やす作業が好きな私による古書展への感想を述べたいと思います。

 

まず会場入り口をくぐると、ブックオフのような光景が繰り広げられていました。広さでいうと、ブックオフ一般店舗の3〜4倍はあろうかという潤沢なフロアに、様々なジャンルの書籍が並んでおりました。まさに絶景でした。

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私が一番長く滞在していたのが、歴史・仏教・文学系コーナーです。

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このように専門書も多数ラインアップされているので、以下のような会話もあちらこちらで交わされていました。

店員「(お釣りと領収書をもって)先生、お待たせいたしました」

先生と呼ばれた人「うん、ありがとう」

 

この会話を聞いて、確かに先生や教授の方々も、そりゃこれだけのラインアップならば、来たくなるわなと大納得してました。

 

 

〈往年のオールドマンガを発見!〉

この色使いが時代を感じさせる。僕の生まれてない時代の読みもの。

僕なんかより全然先輩なんだよなと、ふと敬意を表したくなる。

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鉄腕アトムの他に「ブラックジャックによろしく」があったり。

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この時代に生まれたもので、まだ20代の私でも知られているものはやはり、正真正銘の名作といえるだろう。これから先も語り継がれていくはずだ。

 

 

〈16万円のかるた、20万円の掛け軸〉

古書展といえど、何も書籍だけではない。歴史的価値の高いものなら、なんでもござれ。

※恐れ多くて、写真なし

かるた札は焼けてて、歴戦の切り札と名付けたくなるような存在感を放っていた。そもそも今って、かるた自体を店頭で見なくなった。今日目にした代物は、清少納言(※イメージ)のような女性がイラストになっていた。お値段160,000円也

 

掛け軸の方も歴史の教科書の一コマにのってもおかしくないような、ツワモノ感が漂っていた。お値段200,000円也

 

僕を待つ、まだ見ぬ世界へ。

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いわゆる、古雑貨というのだろうか。

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迷路のような古書展において、岩波文庫を見つけたときの安心感は異常だった。

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初・古書展でえた戦利品

 

ややおじさまのような、チョイスだったか。

少しこの項目に関しては黙ります。

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〈太宰先生は人生の師〉

ここから、太宰愛を爆発させます。 

話題作って帯に書いてあるよりも「問題作」のほうがそそるのは私だけか。

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果実の型押しがあり、色合いも高級感がある。

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 金の箔押し。これは期待せずにはいられない

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1ページ二段文の衝撃。 

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さらに末尾をみて驚愕する。約50年前の初版本だということが分かった。太宰の生きた時代に近い、当時の書籍は内容の重厚さに加えて、圧倒的な説得力がある。

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定価は360円。私は500円という価格で購入した。しかし、当時の360円である。今と価値基準も異なるところであろう。

 

久しぶりに目のさめるような買い物をした。

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最後に

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 知の迷路をかいくぐり、古書そのものから時代の空気を吸い、知識を得て、当時の思想のくせ/流行を知る。

 これだけでも十分に楽しめるのだが、今夜から私はその世界に具体的に飛び込もうとする。自分の体に、古書の匂いが染みわたるまで読み込んだら、あとは孫の代までその本を引き継ぐことができれば、これもまた楽しいかなと思ったり。

 時代のバトン、思想のリレー。それは、どんな外部メモリーよりも、どんな遺伝子情報よりも正確な気がする