書くザトウクジラ

寄り道こそ、王道。

西野朗監督のような「奇跡を起こせる人」だけリーダーになれ

 
まず本題に入る前に、近年増殖傾向にあるダメなオトナの典型例を見ていこう。
 
 

不倫に走っちゃう系議員

 

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不倫とはいつから、週刊誌、ワイドショーにおける恰好なエサと成り果てたのだろうか。ワイドショーって本来、硬派なものを扱う時事番組のジャンルだったはずなのに。
 
いつもテレビ局や、編集社にネタを提供してくれてありがとう。おかげで、あなた方の体を張った行動により、各コメンテーターも言いたいことがいえて、それで今日も、いろんな人の飯が腹いっぱいくえます。
 
不倫ほどバッサリ切りやすい案件もない。経済とか法律とかの知識もまったくいらない。そこそこのモラルさえあればオーケー。
 
偉そうにゲスト席にもたれかかる 皆々様のコメントは大概こんなの。
「また不倫ですか」
「怒りを通り越して呆れますね!」
「奥様が許してるならいいんじゃないかな?」
こんなコメントくらいなら一般人でもいえ○
 
おまけに不倫会見をご丁寧に開いて
「本当にすみませんでしたぁあ!」と浮気発覚後早々に頭をさげると今度は
 
コメンテーター「すがすがしい」「男らしい」
 
認めたら許される美学(?)にまで成り下がっている。
フワィ!?  ジャパニーズぴーぽ〜
世も末かよ!
 
今度はコメンテーター側につきますね。
この件に関しては彼らを責められません。
 
昨今は、自分の過ちを認めることそのものが素晴らしい風潮なのですから。
なぜそんな簡単なことが、素晴らしいか。
自分の過ちに気づきながらも、認めること「すら」できないオトナたちが増えたからです。
 
 
 

聞き苦しいし見苦しい

 

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ほぼ100%限りなくその不祥事が起きたことは間違いないだろう。個人を特定する証拠も、動機もある。よし、あとは本人の自白だけだ。但しそこからが迷宮への入り口
 
責任者というのは名ばかり。部下に責任をなすりつけるという意味の責任者だと履き違えているんじゃないかな。
 
責任者とは、不祥事の発端の責任を思うがままに、自分のさじ加減で割当てられる者でなく、文字通り、代表して責任を負う者だ。
 
 
「責任」のお取り扱い方がイマイチ分かってないせいで、日大○ックル問題や、至学館パワ○ラ問題がまだ長引いてるの。
 
まだまだ若いし活躍してる羽生くんとか、藤井聡太くんの方をそりゃ応援したくなる。こっちは勝負の世界でまた別だけど、やっぱ若手は勢いがあるなーと。
 
 
 

若いのをまとめるのが大人の役目

 

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同じく若いといえば、記憶に新しい2018年7月始め。サッカーワールドカップ2018も同様にいえる。20〜30代があんなに元気に楽しそうに情熱的に、フィールドを駆け回っていた。
 
そこに、上の立場にたつ人のいい例として挙げたい人物がいる。ハリルホジッチのピンチヒッターとして急きょ起用された、西野朗監督だ。 2大会ぶりにサムライジャパンを世界ベスト16に導いてくれた名将。
 
一つだけ、たぶん誰も気づいてなさそうなところを書くと、西野監督の本田選手投入のタイミング。
必ずスタメンを外して、後半のゲームが接戦になったとき、もしくは接戦になりそうなときに、本田選手を投入していた。
 
最初は僕も「え?なんで本田すぐ出さないの?」と思ったけど、相手のチームの立場になって考えてみると、なんとなく解答が出た。これもすべて監督の計算内なんだ!
 
あのホンダがいつ出てくるか分からない恐怖。
サーカスにおいて、猛獣のトラが鉄の檻に入ってるところを見せつけるだけでも、十分なスリルを観客に与えられるものなのだ。
 
ここで本題へもどる。
なぜ西野監督が理想の責任者と考えられるか?
日本チーム帰国後一発目の会見において、その疑問は氷解した。
 
 
 

終章 - 彼にサッカー道があるように

 

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彼は、あくまで選手ひとりひとりの可能性を信じ切り、自分のサッカーをむりに押し付けることを避けてきた。
 
そのくらい選手ひとりひとりを、きわめて信頼しているのだ。彼はあえて言葉には出さないが。言葉に出すと良いこともあるが、とうぜんその反対もある。
ここで彼の言動をおおまかにふり返る。
 
 
西野監督の言葉概要
❝ 私の監督就任後から試合開始までにメディアや世間からたくさんの批判や心配の声がきこえた。だけど、なんとしてもこの逆境を乗り越えて、選手たちにワールドカップの舞台でいい思いをさせてあげたかった ❞
 
直接、選手たちに「ありがとう、おつかれさま、よくやった」とべた褒めに終始することもできたはず。あからさまなショーをしないのは、記者会見という公の場を利用した、選手、サッカーファン、国内メディアへのメッセージとも取れる。
 
「奇跡を起こすにはまず、奇跡を起こしてほしい相手を信頼することから」というメッセージを受け取ったような気がした
 
最初からダメだダメだと否定するんじゃなく
最初はとことん面倒みてあげようよ
見守ってあげようよ
 
ネガティブな期待、マイナスからの出発を見事に裏切ってくれた、選手たちと西野監督。
 
あの人は浮気しなさそうなのに浮気「した」
あの人は嘘つかなさそうなのに嘘「ついた」
こういう俗まみれの驚きはもういい
 
 
試合に負けそうなのに「勝った」 「勝利をもぎとった」
 
❝ 勝つか、敗けるか ❞
世界中を熱狂させる事柄ほど
案外単純で
人類共通の驚きなのかもしれない
 
何事もポジティブな方に期待しようぜ、どうせなら。
それ自体が力になることがあるんだからさ
 
奇跡ってやつを起こしたければ、まず信じること
おまけに逆境ならもっと最高だ
奇跡の起こし甲斐があるってもんよ