書くザトウクジラ

寄り道こそ、王道。

ツタヤ(TSUTAYA)の新作レンタル500円の意味がわからない

 
 

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 今まで積もり積もった不満を爆発させる。私がツタヤを軽蔑するようになったキッカケを話す。我々ユーザーに対してなんの予告も無く、いつの間にかDVDレンタルの値段が跳ね上がっていることに対して。流石に500円は我々の足元を見過ぎではないか。すぐ傍でひっそりと佇む旧作の100円均一コーナーは、クレームへの反論余地として、保険として設けられているとしか思えない。経営者は実際に店舗に足を運んでみればいい。悪いが、100円だろうが旧作はもう見ない。SNS等で取り沙汰されれば、話は別かもしれないが、基本的に人々の興味は話題の俳優陣を起用し、豪華なアーティストの新譜を採用した最新作の映画作品に向けられている。
 つまり、いわゆる100円層はごく一部の利用者に限ったものである。そして、バズらない限り基本的に、半永久的に貸し出されない運命にある。店頭でホコリをかぶっているDVDパッケージが目に入ると虚しくなる。劇場版の収入激減が叫ばれている映画離れという時代性がまた拍車をかける。定額制サービスの台頭で、DVD・ブルーレイ等の現物の映像ディスクの利用される機会の減少。映画離れはすなわち、深刻なディスク離れともいえる。企業のサービスが変われば、人々のライフスタイルも変わる。サービスの利用者である人々は我がままで、要望が常に尽きない。それが組織を動かし世の中を回していく。
 
 市販の本や新聞の定価が安く抑えられているのは、教育や文化の継続的発展のためだ。私は映画も十分な国民の文化を支える教育的コンテンツであると思う。ツタヤのやっていることは、果ては文化の発展を妨げていることにならないか。事実少なくとも私は、観たい映画があっても500円という数字が頭を過ぎり、後回しになり結局観ないという道を選ぶ。たぶん今後も一生、一瞬でも観たいと思った作品は観ないだろう。こういった文化の機会喪失は私だけではないはずた。
 
 私はもう一つ、このツタヤを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)を企業としてそもそも信用していない。今年の初めに報道があった令状無しの捜査があったとか無かったとか。そこから提携企業のTポイント離れも続出しているようだ。ユーザーの信頼が地に落ちつつある今、提携先からも不安の声があがっている。どこで道を見誤ったのか。大型ポイント会員サービスの先駆けとして、高座にふんぞり返っていたのか。ポイント企業界、サービス企業界の巨人の次なる一手は果たして残されているのか。信頼を積み立てるのは膨大な時間と労力がかかるが、それを地に落とすのは一瞬である。しかも、労力ではない。単なるミスであってもそれは起きる。
 いずれにせよ「ツタヤ」、「Tポイント」が昔ほどネームバリューの無いことは火を見るより明らかだ。そう、あれはもう昔の話だ。王者の余韻、過去の栄光に過ぎない。どんな時代であろうと、ユーザーの信頼を裏切ってはならない。一番失ってはいけないものを失った代償は、余りにも大きかったようだ。個人情報を軽んじたこと、DVDユーザーの容赦の無い切り離し、目先の利益の強引な追求。文化維持の一旦を担い得るという責任感をもって、今後態度と制度を改めてもらいたいものだ。われわれ消費者は、あなた方が思っているほどバカではありませんので。悪しからず。
 
 
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